地震から1か月

投稿者: | 2016年5月17日
毎月お参りに行ってた神社が震災で倒壊していました。

毎月お参りに行ってた神社が震災で倒壊していました。

地震からもう1か月たちましたが私は元気です。

前震の時はちょうど原付で帰宅途中でした。
走ってる最中だったので最初は後輪が滑り出したので「パンクしたかな?」と思ったのですが、前輪まで滑りだしたのでこれはおかしい!と思って急停止しました。
すると走っていた国道の街灯が一斉に消えて真っ暗になってしまい周囲の車もすべて急停止しました。
最初は「近くに雷でも落ちたのかな?」と思ったんですが、とりあえずTwitterを見てたら「地震発生」と。

しばらく動かずに様子をみていたのですが、ぼーっとしていてもしょうがないのでゆっくり運転しながら帰宅しました。
幸い、自宅は大きな被害をなかったので倉庫に準備していた避難用具一式を玄関に出したりしました
とりあえず録画していたアニメをみたりして落ち着きを取り戻してから寝る事にしたんですが、どこで寝ていいかわからない。
1階と2階、どちらが安全なのかさっぱり見当がつかない。
もし建物つぶれたら1階だと危ないし、2階だと逃げ遅れるかもしれない、、、などと悩んでおりました。
どうしようもないので1階で寝る事にしました。

宅内キャンプ状態

震災後、最初に食った物。冷蔵庫動かないからとりあえず卵から消費しないとね

まず困ったのは停電と断水です。
オール電化なので調理器具は一切使えなかったのですが、避難道具と一緒にキャンプ道具も出していたのであまり困りませんでした。
飲み水も避難用と別にウォーターサーバーの水が沢山あったので助かりました。
電気は使えなくてもさして困らなかったですね。照明もキャンプ用ありましたし、水に比べると早目に復旧しましたので。
一番困ったのは生活用水。
トイレ流せない、お風呂入れない、食器は洗えない、などなど。
食器は使う前にラップを敷いて使い終わったらそれを剥いで捨てるなど工夫できますが、トイレと風呂はどうしようもない。
とりあえず、エコキュートから水を抜く方法をタケモトデンキさんから教わったのでその水でトイレを流したりしてました。
体はウェットティッシュで拭いていました。
夏じゃなくてよかった。熊本は特に蒸し暑い地域なのでエアコンも使えない、風呂も入れないとなったらかなり悲惨な事になっていたと思います。

車中泊

揺れが長いといつ逃げ出していいのか悩みますね。避難訓練なんかだと揺れが収まるまでじっとしてるように習うじゃないですか。
でもあの強さで長く揺れると「本当にこのままじっとしていていいのか?」ってわからなくなるんですよね。
結局ある程度揺れが小さくなってから動き出しました。
数日の間、近くのスーパーや空き地に車を止めて車中泊していました。
家には入れたんですけど、また寝てる間に大きな揺れが来るのが怖かったので。
車中泊自体は数日の間だけだったので、そこまできつくはなかったのですが一番の敵は蚊でしたね。
車って閉め切っててもどこからか蚊が入ってくるんですよ。それでただでさえ寝つきの悪い所にブンブン飛び回って刺して来るからほとんど寝れなかった気がします。。。
でも車の中って揺れを感じにくいのか、小さな揺れだと気づかない事もあったのでその点は救いでしたね。

今一番大変な事

被害が大きい地域ではとにかく人手が足りないそうです。
特に平日のボランティアが不足しており、瓦礫の撤去もままならない状態らしいです。
一部の地域には休日のボランティアが定員オーバーになって断っていたり、別の地域ではまったく来なかったりといった事も起きているようです。

市街地は開いてないお店が多い事もあり、飲食店やそこの商品を卸す農家の方などが大変なようです。
みなさん、熊本産の物をみかけたら買ってあげてください。

私は直接大きな被害にはあってないのですが、予定していた仕事が延期や中止になりこの先不安です。

自宅が住めなくなった人は今も車中泊をしています。
仮設住宅は建設が始まったばかり、賃貸住宅も空きがまったくない状態です。

これらの問題の解決には時間がかるのかもしれません。
みなさま、継続的なご支援をいただけるとありがたいです。

 

なんで今になってこれをかいたかというと、だんだん生活が普通に戻ってきて、精神的に被災モードから通常モードになってきた途端に疲れがドッと押し寄せてきたから。
とりあえず、ぼちぼち自分のペースを取り戻していきたいですね。