任天堂 “驚き”を生む方程式

投稿者: | 2009年8月8日

ここ数年でWiiとDSで売上を倍増させた任天堂の歴史をまとめた本です。
私はゲーム好きなので任天堂が好きです。
社会人になり、独立して自営業を始めてからは会社自体にも興味が出てきて、ちょうどこの本を発見したので手に取った次第であります。

まず、任天堂はご存知の通り、元々花札屋です。
来月で創業120年を迎える老舗玩具メーカーです。

私が任天堂のすばらしいと思う所は、この本にも何度も書いてありますが「うちはおもちゃメーカーだ」という所に誇りを持ってる点です。
自社のコアコンピタンスをはっきりと打出し、そこに注力する。
だからこそマイクロソフトやソニーなどの超大企業を相手にしても勝利を収める事ができたのでしょう。

この本を読んで一番勉強になったと感じた部分は、終盤の山内前社長に対するインタビュー部分。
そこでハードとソフトの話が出てきます。
”娯楽というソフトを売る、最先端のハードを売るのではない”といったような事が書かれています。
うちもパソコン屋ですから、この点はしっかりと考えておかないといけません。

ハイスペックパソコンを販売しても喜ぶのは一部パソコン好きな人だけで、それに満足してはいけない。
パソコンを使って何を行うのか。
といった点をしっかりと聞き出して最適な商品を提供できるようにしたいと思います。

それともうひとつ、娯楽と生活必需品の話も出てきました。
「任天堂が売っているのは娯楽なのだから、面倒な事があってはならない。生活必需品であればユーザーは我慢して使うが、娯楽は我慢しない」と。

パソコンは生活必需品でありながら娯楽の機械でもあります。
うちはビジネスモデルからゲームパソコンまで置いてあります。
またパソコン教室も実用的なコースと楽しめるコースと準備してます。

うちが一体なにをやりたいのか、をしっかりと考えてそこに注力していく事も必要なのかもしれません。