有害サイト規正法

投稿者: | 2009年4月8日

未成年者の携帯電話利用に関する法律が施行されますね。

ニュースで割りと大きく取り上げられてるので目にした方も多いかと思います。
(アンケートによると携帯電話を持っている中学生でフィルタリングを利用しているのは32%程度だそうです。)

この法律の重要ポイントは以下の2点です。
・保護者は未成年者が携帯電話を利用する場合キャリアに申し出る義務が生じる
・携帯キャリアは未成年者が利用する携帯電話には保護者からの申し出が無い限り有害サイトのフィルタリングを行う義務が生じる

ようするに保護者から「子供が使います」という申し出がないとフィルタリングは実施されません。
フィルタリングの必要性については賛否両論ありますが、ニュースなどを見ると実際の利用者である未成年者は歓迎していないようです。
携帯キャリアのフィルタリングの精度がどの程度かわからないため判断が難しいですが、大部分のサイトは閲覧不可になる可能性があります。
特に「出会い系」「掲示板」「音楽ダウンロード」「オークション」といったサービスは利用不可になる可能性が高いかと思います。
音楽ダウンロードは一見健全なように見えますが、着うたの不法なダウンロードサイトが数多くありますのでフィルタリングの対象になるかと思います。
もちろんキャリアが運営している着うたサイトは利用可能なはずですのでそちらを利用することになると思います。
これらのサービスは有料ですが、本来お金を払って利用すべき物ですので有料サービスを利用したくなければ着うたを諦めるほかありません。

保護者からも「フィルタリングは利用しない」という声が出ています。
・子供が嫌がる、文句を言われる
・子供のほうが携帯に詳しいのでまかせっぱなしにしている
・子供を信用している
といった声を聞きました。

子供を信用するのは良い事と思いますが、インターネットは危険な物が沢山あります。
無修正のアダルトコンテンツや出会い系サイト、ドラッグや自殺サイト、スナッフビデオ(殺人ビデオ)等明らかに子供に見せるべきでない物が沢山あります。
また学校裏サイトなどのいじめにつながるサイトも存在します。

私はやはり未成年者の携帯にはフィルタリングを実施すべきだと思います。

そして重要な事は「フィルタリングを実施して100%安全なわけではない」という認識を持つ事です。

サイト名は明かせませんが子供達に人気の携帯電話向けの無料ゲームサイトがあります。
このサイトはプロフィール機能やメッセージ機能、日記機能などがあります。
それらを援助交際や出会い系のようにに利用する方法もあります。
実際に「携帯 ゲーム 出会い」などで検索すると色々と出てきます。
この用に一見すると健全なサイトにも危険は潜んでいます。

子供に携帯を持たせる場合はフィルタリングを実施するだけでなく、子供に任せっぱなしにせずにきちんと親の監視の元利用すべきでは無いでしょうか。