iPadと電子書籍

投稿者: | 2010年4月5日

話題のiPadが発売されましたね。出だしは好調のようで初日の販売台数はiPhoneの記録を抜いたみたいですね。

さて、iPadの登場でいよいよ電子書籍関連も目が離せなくなってきましたね。

AmazonのKindleで利用しているユーザーもいるかもしれませんが、日本ではいったいどうなるのでしょうか?

先日、出版業界が電子書籍のフォーマットに関する新たな業界団体を作ったみたいですが、あまり利権にとらわれるとKindleに一気にシェアととられてしまうかもしれません。

作家は売れればいいでしょうから、印税率の高いKindleで販売したほうが良いでしょう。長年活動してる作家さんは出版社との付き合いもあるから簡単に電子書籍に移管とはいかないかもしれませんが。

ユーザーからするとフォーマットは統一してどこで購入しても自分の好きなデバイスで見れるようにしてほしいものです。

私は以前WindowsMobile端末を使用していたときにXDMF形式の電子書籍を購入していました。XDMFはPDAはもちろんパソコンでも携帯電話でも見れるので非常に重宝してました。外出先ではPDAで、家に帰ってからはノートパソコンをかかえてごろごろしながら見る、なんて使い方をしてました。XDMFはファイルのコピーができるので、こういう事ができたわけです。

いままで電子書籍は一般的ではなったのでコピーの問題もあまり意識しなくてよかったのでしょうが、今後はそういうわけにもいかないでしょう。あまり不便にならないようにしてもらいたいですね。

後は価格ですね。物理的な販売コストがかからないのに、実際の書籍と同じ値段ではオトク感がありませんし、古本屋に売却できないのですから資産価値がゼロですので安くしてもらわないと納得いきませんね。

書籍データをクラウドにおいて、書籍データへのアクセス権を購入し、ブラウザや専用アプリから閲覧できるようにすると便利だと思います。こうすれば価格戦略も色々とできるんじゃないでしょうか。例えば1度読めば済むような本は閲覧期間の制限を設ける代わりに格安、ずっと見たい本はある程度の価格で永久閲覧権を購入する、など。

まあ、とにかく不便にならないようにしていただきたいね。