先日、フロッピーディスクドライブ販売終了のアナウンスがなされましたが今度はMOです。
こちらはドライブではなくディスクの販売終了なので影響も早くでるかもしれません。
50年を超えると言われたデータ保存能力が魅力的なメディアで容量も１．３GB、フロッピーディスクと同じ感覚で使える非常に有用なメディアであったのは間違いありません。
建築業界など、昔から多きいデータを扱っていた業界では未だ主流ですが、一般家庭やその他企業での普及率は低かったのかもしれません。
またDVD－RAMのような大容量で安価、しかも使いやすい（耐久年数はMOよりはるかに落ちますが）メディアが普及してしまったのも販売終了の原因のひとつかもしれません。
この手の問題はすぐに身近な問題として実感することはありません。
現在保存メディアでMOを主流にしている会社で、そのままMOを使い続ける会社もあると思います。
しばらくは良いのですが、ディスクが販売されなくなるともちろんドライブも発売されなくなります。
（完全になくなってしまうことは無いでしょうが、生産数が少なくなればそのまま単価が上がりますので、MOドライブは高い買い物となるでしょう。）
そういう時期にそれまで使っていたMOドライブが突然故障したときに初めて慌てる事になります。
必要なデータはMOに入ってるのにMOドライブが手に入らない、という事になりかねないからです。
MOが市場に十分にある今のうちにDVDなどに移行しておいたほうが良いでしょう。